「40代や50代からでも長距離トラック運転手に転職できるのか？」
そんな疑問に、中卒・コミュ障から転職成功した現役ドライバーの私が答えます。
結論から言うと、長距離トラック運転手は学歴や年齢に関係なく、40代・50代でも転職可能な仕事です。
実際、私は高校中退・人間関係が苦手な“コミュ障タイプ”ですが、家庭を持ち、社会人として働きながら、
これまでにトヨタ・デンソーといった大手メーカーにも勤務し、現在は大手運送会社の内定も取得しています。
👉 筆者プロフィールはこちら｜中卒・コミュ障からどう働き方を変えてきたかを紹介
本記事では、そんな私がなぜ40代・50代からでも長距離ドライバーへの転職ができるのか、
その理由とリアルな体験談を交えて詳しく解説していきます。
長距離トラック運転手は40代や50代でも転職できる
長距離トラック運転手は、40〜50代でも十分に転職できます。
その理由は、深刻な人手不足にあります。
そのため、長距離トラック運転手を選ぶ人はますます少なくなっています
そのような背景もあり、長距離トラック運転手は学歴不問・年齢不問で、中卒でも40〜50代でも転職可能な業界です。
現役の長距離ドライバーとして、私自身が感じている「転職しやすい理由」は、以下の4点です！
- 60歳以下であれば、年齢制限は基本的にない
- 未経験でも、大型免許がなくてもスタートできる
- 定年制度がなく、給料が比較的安定している
- 大手元請けの運送会社は高卒以上が条件のところもある
このあと、それぞれの理由について詳しく解説していきます。
60歳以下は年齢制限は基本的にない
大手の西濃運輸、福山通運、トナミ運輸などでは年齢制限がある場合もあり、特に50代では採用が厳しくなることがあります。
しかし、大手の協力会社や中堅〜大手の元請け運送会社では、年齢制限がない企業も多く存在します。
（一部には年齢制限が設けられている会社もあります）
たとえば、年齢制限がないことで知られる大手協力会社の運送会社には以下のような企業があります！
- フジトランスポート（※筆者が内定取得）
- アートバンライン
- 大虎運輸
- ナカノ商会
- エスラインギフ
- 西部運輸
- 泉海商運
（※60歳を過ぎるとさすがに難しくなる傾向はあります）
実際に私は、大手運送会社であるフジトランスポートの面接を受け、内定をいただきました。
また、50代半ば〜後半、あるいは60歳を過ぎていても採用してくれる運送会社は、探せば必ず見つかります。
（ただし、多くは中小企業の運送会社となります）
それでも中小企業の中には、以下のような大手企業の専属便を持つ会社もあり、比較的安定しています。
- ヤマト運輸
- 佐川急便
- 日本通運
- 西濃運輸
- 福山通運
冒頭でも触れましたが、現在の物流業界は深刻な人手不足の状況です。
そのため、長距離トラック運転手は年齢に関係なく採用される可能性が高い業界と言えます。
未経験や大型免許がなくても転職できる
長距離トラック運転手は、未経験でも、大型免許がなくても転職できます。
これは、大手でも中小企業の運送会社でも同じで、未経験者や免許を持っていない人に向けた取得支援制度が用意されている会社が多くあります。
ただし、大型自動車免許の取得に対する補助金が出るかどうかは、会社によって異なります。
前提として、経験者やすでに大型免許を持っている方が採用されやすいのは事実です。
その理由は簡単。すぐに戦力になるからです。
私もこれまでにさまざまな仕事を経験してきました。
- 20代：大型平ボディー（地場）
- 30〜40代：工場勤務
- 50代：大型ウイング車（長距離）
実際、約20年ぶりに、50歳で長距離トラック業界へ転職しましたが、すぐに内定が決まりました。
さらに、大手協力会社の運送会社であれば、免許取得制度などが充実しているため、未経験からでも安心して転職を目指せます。
定年制度がなく給料が安定する
長距離トラック運転手には、定年制度がない会社も多く存在します。
全国に営業所を持つ大手運送会社では…
定年制度が設けられていることが一般的
一方で、中小企業の運送会社では…
- 定年制度がない会社も多い
- 年齢に関係なく働き続けることが可能
たとえば、40〜50代で大手運送会社に入社し、定年制度によって給与が下がった場合でも、定年制度のない中小企業の運送会社に転職する、という選択肢も考えられます。
実際に、私が以前働いていた中小企業の運送会社では定年制度がなく、70歳でも現役でハンドルを握っているドライバーがいました。
したがって、トラックドライバーという職業は、定年を気にせず、長く安定して働き続けられる数少ない仕事のひとつだと言えるでしょう。
長距離トラック運転手は学歴必要
結論から言うと、長距離トラックドライバーに学歴は必要ありません。
その理由は、以下の2つです。
この2つが大きな理由です。
詳しくはこの後、順を追って解説します。
基本的に学歴不問で中卒でもOK
長距離トラック運転手の求人では「学歴不問」の会社が多く、中卒でも採用されるケースはたくさんあります。
私自身、40代後半で大手自動車部品メーカーを退職し、すぐに中小企業の運送会社に応募しました。
- 私は高校1年で中退しており、最終学歴は中卒です
- それでも、応募してすぐに採用が決まりました
その後、収入に不満を感じ、大手の運送会社への転職を目指して就職活動を行い、最終的にフジトランスポートから内定をいただきました。
長距離トラック運転手に求められるのは、学歴よりも以下のような「実務に直結するスキルや姿勢」です。
・大型免許の取得・保持
・勤務態度（真面目に続けられるか）
・責任感と安全意識
やや繰り返しになりますが、業界全体でドライバー不足が深刻化しているため、採用の間口は広がっています。
こうした点が何よりも重視されます。
「学歴に自信がないから…」と不安に思う必要はありません。
未経験でも中卒でも、挑戦できる仕事です。
詳しくは、コミュ障の私が長距離トラックの運転手で報われた話 でも紹介しています。
最大手の元請け運送会社は高卒以上もあり
長距離トラック運転手は学歴不問が基本です。
しかし、最大手の“元請け”運送会社の一部では「高卒以上」が条件になることもあります。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく40代・50代で、
という理由で転職を考えている方ではないでしょうか。
正直、新卒で若くてコミュ力に自信のある人は、こういう記事を読んでいません。
彼らは直接、大手元請けの公式サイトを見て応募しているでしょう。
でも、あなたは今
・再スタート
・静かに働ける環境
を探してこの記事にたどり着いたはずです。
だからこそ、“元請けではなく協力会社”を選ぶのが現実的な道になります。
- 協力会社なら、学歴不問の求人が多い
- 希望に近いルートや職場に配属される可能性が高い
一方で、最大手の元請けに入れたとしても…
社内事情や人間関係の都合で
希望と異なる部署に配属されることもある
繰り返しますが、コミュニケーションや人間関係が負担になっている人ほど、協力会社のほうが合っていると、私は実感しています！
大手協力会社の運送会社なら年齢制限なしで学歴不問が多い
大手の元請け運送会社では「高卒以上」「年齢制限あり」の条件があることも珍しくありません。
協力会社や中堅クラスの運送会社は…
- 中卒でも応募・採用されるケースが多い
- 学歴不問・年齢不問の求人が多い
- 40代や50代でも採用されやすい
とくに以下のような人は、協力会社を選ぶほうが現実的で働きやすい傾向があります。
・人間関係に疲れた人
・コミュニケーションが苦手な人
・自分に合った働き方を優先したい人
無理に元請けを狙うよりも、協力会社で希望に近いルートや職場を選ぶ方が、長く安定して働ける可能性が高いと、現役ドライバーの私自身が実感しています！
