トラ夫と言います。
コミュ障の私が長距離トラックの運転手として報われた話など、実体験をもとにお話ししていきます。
コミュニケーションが苦手な方は多いのではないでしょうか?
毎日、会社で気の合わない上司や部下、同僚などとの人間関係に疲れていませんか?
私もその一人で、人間関係に疲れきった「いわゆるコミュ障」です。
コミュニケーションが苦手だった私は、登校拒否はもちろん、登園拒否までしていて、両親にかなり心配をかけてしまいました。
そんなコミュ障の私が長距離トラックで報われた理由は、
この2つにつきます。
- 最低限の挨拶ができたこと
- 運転が好きだったこと
そして実際に、中卒の私でも社会に出て、家庭を持つことができました。
今では、長距離トラック運転手として毎日が充実しています。
「実際にどのように報われたのか?」
「長距離トラック運転は本当に大変じゃないのか?」
大型トラック運転手歴10年以上、現役ドライバーの私が、その理由を解説します。

コミュ障でも長距離トラック運転手できた話

中卒で、登校拒否を繰り返していたコミュ障の私が、実際に長距離トラック運転手になれた理由は――
- 最低限の挨拶ができたから
- 事務や工場と違って、一人になれる時間が多いから
- 大好きな車中泊ができるから
- 高速のSAで食事すると、旅行気分になれるから
この4つです。
詳しくは、私の体験とあわせてお話しします。
最低限の挨拶はできたから
私はコミュニケーションが苦手ですが、最低限の挨拶はできます。
おそらく、コミュニケーションが苦手な方や、人間関係に疲れた方でも、それくらいはできると思います。
結論から先に言いますと、
- 最低限の挨拶ができれば、ある程度は働ける
私は20代の頃、小さな運送会社で10年近く働きました。
その後、結婚を機に、トヨタ自動車やデンソーの期間従業員として、期間満了まで働くことができました。
✅ トヨタ自動車では、期間従業員として当時最長の2年11ヶ月勤務
✅ 勤務態度が評価され、人事課からトヨタグループ会社または協力会社を斡旋(あっせん)
その結果、F株式会社(大手自動車部品メーカー)に内定をもらい、無事に社員として働くことができました。
この会社では14年間という長い期間働くことができ、私の人生で最も長く勤めた会社になります。
コミュ障の私がそれだけ長く働けたのは、
- 14年間ずっと同じ部署だったわけではない
- 数年ごとに職場が異動していたから
(だいたい3〜5年ごとに異動)
その理由は、生産関係で忙しい部署に人員が必要だったためです。
もし1つの部署で14年だったら、コミュニケーションが苦手な私は長く続かなかったかもしれません。
しかし、数年ごとに環境が変わることで、なんとか長続きできました。
何が言いたいかというと、
✅ 長距離トラックの仕事は、「便(ルート)」がよく変わる
✅ もちろん、固定の便も存在する
✅ しかし、毎回行き先が変わるパターンも多い

なので、最低限の挨拶さえできれば、意外と長続きする仕事です。
また、退職金が出ない運送会社も多くあります。
もし転職先の会社に退職金制度がなければ、数年ごとのサイクルで転職するのも一つの手かもしれません。
正直、長距離トラックの仕事は若い人に敬遠されがちです。
「40代・50代で学歴に不安があっても長距離トラック運転手に転職できる理由は、こちらの記事で詳しくまとめています。」
しかし裏を返せば、働き口がたくさんあり、自分で選べるというのが大きなメリットかもしれません。
事務や工場と違って一人になれる時間が多いから
トラックの運転手は、工場やデスクワークとは違い、一人になれる時間が多い仕事です。
とくに、長距離トラック運転手は圧倒的に一人の時間が多く、それが大きなメリットだと感じています。
私はこれまで、さまざまな仕事に就いてきました。
- 工場勤務
- 2tの地場ルート配送
- 4tの地場ルート配送
- 10tの地場・現場仕事
- 10t・高速指定の長距離運行
※「地場」とは、会社から近いエリアを走る仕事のこと。

つまり「日帰りできる距離の配送」を指し、数件〜数十件の配達などがあります。
残念ながら、学歴がないため、営業職やデスクワークは未経験です。
長距離運行も仕事内容によりますが、少ないときは1件積み・1件降ろし。
多くても1件積み・2〜3件降ろしというケースがほとんどです。

積み下ろしの回数が少なければ少ないほど、一人で過ごす時間が増えます。
私は以前、工場勤務で朝から晩まで、同じ人たち(上司・部下など)と働いていました。
最初の数ヶ月は環境が新鮮で居心地も良かったのですが、数年経つと人間関係に疲れてしまいました。
これは私自身の性格のせいかもしれません。
✅ いつも同じ人と一緒にいると、良い部分も見えてくる
✅ その一方で、どうしても嫌な部分も見えてしまう
✅ 長時間人と一緒にいると、気を使いすぎて疲れてしまうタイプ
そのため、長時間他人と一緒にいると、どんどん疲れてしまうのです。
だからこそ、同じトラック運転手でも、地場より長距離のほうが、コミュニケーションが苦手な人には向いていると私は考えています。
私の経験上、逆にコミュニケーションが得意で、みんなと一緒にいるのが好きな人は、長距離ドライバーを選ばないのではないでしょうか。
大好きな車中泊できるから

私はドライブや車での車中泊が大好きです。ちなみに、キャンプなども好きです。
本格的な車中泊や、日帰りで車の中で過ごすのが好きで、独身時代はよく休日に愛車と一緒に過ごしていました。
✅ 結婚を機に自分専用の車はなくなる!
✅ 公共交通機関や原付スクーターで通勤!
その後、2人の娘を授かり、成長とともに経済的負担も増えて、自分専用の車を持つ余裕はとてもありませんでした。
もちろん、私が学歴がなく収入も低かったことも理由の一つです。
その分、残業や休日出勤などは積極的に引き受けて、何とか人並みの収入を得ることができていました。
ただし、残業や休日出勤が続いたことで体は疲れ果て、かなり疲弊していました。
✅ そんな状態では、休日にドライブへ行く気にもなれない
✅ 家族がいるのに一人でドライブや車中泊をしようとは思わない
やがて、2人の娘が高校に進学し、幸いにも2人とも公立高校に進学してくれたおかげで、少しは経済的に楽になりました。
ここでは、妻に本当に感謝しています。
当時、妻はパートで働いており、残業がない日や休日は、家事や子育てもお互い分担していました。
そのため私は、次のようなことに追われ、
自分の時間がまったくない状態でした。
✅ 仕事
✅ 家事
✅ 子育て
✅ 実家の手伝い(高齢の両親の支援)
そのせいか、体も精神もボロボロになり、人間関係にも疲れ果ててしまいました。
もともと私は、コミュニケーションが苦手で、登校拒否も繰り返していた過去があります。
そんな私が、当時の工場勤めに限界を感じ、ついに退職を決意しました。
そこで思い出したのが、若い頃(20代)に地場の大型トラック運転手として働いていたことです。

運転や車中泊が好きだった私は、長距離トラックの運転手に転職することを決めました。
大型免許は持っていたため、就職先にも困らず、すぐに内定が決まりスムーズに転職できました。
もし私が、車中泊が苦手だったら、もし私が車中泊が苦手だったら、長距離トラックの仕事は向いていなかったかもしれません。
高速のSAで食事すると旅行気分になれるから

コミュ障の私が長距離トラックの運転手で報われた理由の一つが、高速のサービスエリア(SA)や、一般道の道の駅などを利用すると旅行気分を味わえることです。
これは、ドライブや旅が好きな人なら共感してくれるのではないでしょうか。
私は20代の頃、大型トラックで鉄骨や鉄筋などを運ぶ地場のドライバーをしていました。
✅ 毎日、一般道を走り、信号で止まり、ラッシュ時には大渋滞!
✅ それを避けようと早めに出発するため、長時間拘束される日々!
車の免許を取ったばかりの頃は、気の合う友達や一人で、休日に1区間だけ高速に乗ってSAで食事し、旅気分を楽しんでいたのを覚えています。
当時は20代前半で給料も安く、車のローンもあったので、遠出の旅行や本格的な車中泊をする余裕はありませんでした。
だからこそ、たった1区間だけ高速に乗って旅行気分を味わえたことが、すごく嬉しい思い出になっています。
また、工場勤めをしていた頃は窓の少ない職場で、天気すら分からないような環境でした。
工場勤務時代の過酷な環境
✅ 窓の少ない職場で、天気すら分からないような環境
✅ ひどいときには、早出と残業で日が昇る前に出勤し、日が沈んでから帰宅
✅ 昼休憩も工場内の食堂で済ませ、一歩も外に出ない日も
✅ 太陽を見ない日が珍しくない生活だった
昼休憩も工場内の食堂で済ませるため、建屋の外に一歩も出ない日すらあり、太陽を見ない日も珍しくありませんでした。
言い方は悪いかもしれませんが、閉じ込められているような感覚があり、毎日がまったく充実していませんでした。
現在は工場を退職し、長距離トラックの運転手として現役で走っています。
もちろん、430での休憩時にSAに立ち寄り、ついでに食事をすることもあります。
(※ただし毎回はお財布がきついので、たまにですが…)
✅ 430(ヨンサンマル)とは?
正式には「4時間運転したら30分休憩しなさい」ってルールです。
法律で決まってる休憩の義務
トラック・バス・タクシーなどの運転業務者は
➤ 連続して4時間運転しちゃダメ
運転したら、
➤ 30分以上の休憩を取る必要がある

これを業界では「430ルール」って呼びます。
休憩の取り方のポイント
- 一気に30分休憩じゃなくてもOK!
例:15分+15分=OK(合計30分以上ならOK) - ただし「運転の合間」に入ってないとダメ
荷降ろし作業とか、運転以外の仕事は休憩にカウントされない
このルールにより、4時間ごとに休憩が必要になるため、途中でサービスエリア(SA)に立ち寄る機会が多くなります。
お土産屋をブラブラ歩くだけでも、運転の疲れが取れて良いリフレッシュになります。


どうせ430の休憩を取らなければいけないので、「ちょうどいい休憩」になるとも言えます。
私は現在、全高速指定の運行なので休憩場所はSAが中心ですが、一般道メインの長距離ドライバーでも、国道沿いの道の駅などで同じように旅気分を味わえると思います。
長距離トラック運転手は労働時間が長いから辛い?

「長距離トラック運転手は労働時間が長くて大変そう…」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、長距離トラック運転手は運転時間が長くなる傾向があります。
ただし、これは「運転時間」の話であって、「作業時間」まで含めると話は変わってきます。
地場配送では積み下ろしや件数が多く、作業量が非常に多くなるため、便によっては地場のほうが辛いと感じるケースもあります。
私自身、工場勤務やさまざまな種類のドライバー職を経験してきました。
- 工場勤務
- 2tルート配送(地場)
- 4tルート配送(地場)
- 10t平ボディー(地場)
- 10tウイング(長距離)
この記事では、私の経験をもとに、長距離トラック運転手の労働時間・走行距離、そして工場勤務や地場配送との違いについて詳しくお伝えします。
1日の労働時間や走行距離は?
1日の労働時間や走行距離は便によって大きく異なります。
ここでは、私が実際に担当した長距離便の一例を紹介します。
例① ヤマト便(愛知 → 埼玉)
ルート
愛知A営業所 → 愛知Bベース → 埼玉Cベース → 埼玉D営業所
- 運転時間:約5時間
- 積み込み・荷下ろし時間:約2時間40分
- 走行距離:約400km

例② ヤマト便(愛知 → 山口)
ルート
愛知A営業所 → 愛知Bベース → 山口Cベース
- 運転時間:約8時間
- 積み込み・荷下ろし時間:約1時間40分
- 走行距離:約655km

例③ 西濃便(愛知 → 山形)
ルート
愛知A営業所 → 山形B営業所
- 運転時間:約8時間
- 積み込み・荷下ろし時間:約3時間
- 走行距離:約660km

例④ 佐川便(愛知 → 東京)
- ルート:愛知A営業所 → 東京B営業所
- 運転時間:約4時間30分
- 積み込み・荷下ろし時間:約5時間
- 走行距離:約340km

便によっては1件積み・1件降ろしもあれば、複数件対応のケースもあります。
また、カゴ台車で30分程度で終わる便もあれば、バラ積みで2~3時間かかる便もあります。
当然、運賃にも差があり、給料に直結する要素でもあります。
※上記はあくまで私自身が経験した一例です。
実際の便内容・対応・労働時間は会社や営業所によって異なる場合があります。
休日や有給休暇はある?

長距離トラック運転手でも、休日や有給休暇はしっかりあります。
- 「長距離だから休めない」というわけではない
- ただし、会社によって条件が異なる
私が勤めていた小規模の運送会社(保有台数50台程度)でも、有給休暇は普通に取得できました。
また、便によっては365日運行(フル運行)のものもありますが、月に4〜8日の休日を会社側が調整してくれます。
✅ 日曜のみ運休の便:月に1〜2日の休暇を取得可能
✅ 365日運行(フル運行):月に4〜8日の休日を会社が調整・設定
なぜなら、ドライバーが疲弊し、事故につながるリスクがあるからです。
🚛 トラック運転手も守らなければいけない「休日のルール」
✅ 法律では… 最低でも
→ 「週1日」または「4週間で4日」の休日が必要です。
(=これを守らないと会社が違反扱いになります)
わかりやすく言うと…
- 毎週1日は休ませてね!→ もし無理でも…
- 4週間で最低4日は休ませてね!
というのがルールです。

柔軟な取り方もOK
- 4日をまとめて休むのもOK
- 毎週1日ずつ休むのもOK
- 日曜日でなくても平日でも「休日」としてカウントされます
ルール | 内容 |
---|---|
最低限の休日 | 週1日、または4週で4日 |
目的 | 運転手の健康と安全のため |
守らないと | 会社・ドライバーともにペナルティ対象(行政指導・処分) |
運送会社はこのルールをしっかり守っており、休日や休暇の体制も整っています。
工場勤務(サラリーマン)と長距離トラック運転手の比較
私は、これまでに工場勤務とトラックドライバーの両方を経験しています。
また、工場ではさまざまな職場を経験しました。
- 鉄骨や鍛冶屋などの職人系の工場
- 自動車メーカーの製造の工場
- 大手部品メーカーといった製造の工場
そのため、どちらかというとサラリーマン的な働き方に近い環境にも慣れています。
今回は「工場勤務と長距離トラック運転手の比較」としていますが、サラリーマン全般との比較としても参考になると思います。
結論から言うと、長距離トラック運転手は以下の点で違いがあります!
✅ 休みが少ない
✅ 拘束時間が長い
✅ 有給休暇が取りにくい
✅ 給料は低くなる傾向がある
① 休みが少ない
私は愛知県在住で、トヨタ自動車や三菱自動車など大手メーカーが多くあります。
私自身も、トヨタやデンソーで期間従業員として働いていたことがあります。
工場勤務の場合、
- 基本的に土日休み
- GW・お盆・年末年始などの長期連休がしっかりある
一方、長距離トラック運転手は、土日が連休になる便は少なく、GWや年末年始も2〜4日休めれば良い方です。
中には、1〜2日しか休めない便もあります。

そのため、年間の休日日数で見ると、工場勤務の方が多くなるのが一般的です。
② 拘束時間が長い
工場勤務には「36協定(さぶろくきょうてい)」というルールがあります。
🔍 36協定とは?
- 日本の労働基準法では
→ 原則として 1日8時間・週40時間を超えて働かせるのは禁止 - しかし、現実にはそれでは回らない職場も多いため、
→ 会社と労働者代表が書面で協定を結べばOK(これが36協定) - 労働基準法 第36条に基づくため、「36協定」と呼ばれています
この協定により、年間にできる残業時間や休日出勤の上限が決まっている
例えば15連勤や毎月100時間を超える残業などは、通常の工場勤務ではまずありません。
しかし、長距離トラック運転手の場合、こうした労働時間の整備が不十分なケースもあります。

工場勤務に比べて拘束時間が長くなる傾向にあります。
③ 有給休暇が取りにくい
大手工場であればあるほど、労働組合がしっかりしており、有給休暇も取得しやすい環境が整っています。
一方で、長距離トラック運転手の場合、有給休暇が取りにくいのが現実です。

とはいえ、まったく取れないわけではありません。
実際、私が勤めていた中小企業の運送会社でも、数ヶ月前から計画を立てることで、1週間の休暇を取得できたことがあります。
また、大手の運送会社では有給休暇制度が整備されているため、比較的安心できます。
ただし、現場では次のようなケースも実際にあります
✅ 有給休暇そのものが存在しない
✅ 申請してもなかなか許可が下りない
✅ 取得できても満額が支給されないことがある
こうした点からも、転職を検討する際には有給休暇制度の有無や運用実態を事前に確認することが大切です。
④ 給料は低くなる?
これはケースバイケースですが、中小企業の長距離トラック運転手の場合、残業や深夜手当を含めても、工場勤務より年収が下回ることもあります。
ただし、荷主が大手で安定していて、高速道路や深夜帯を使った便を持つ運送会社であれば、工場勤務と同等か、それ以上の収入になるケースもあります。
✅ 私の実体験を例に紹介します
- 工場勤務(大手部品メーカー):最高年収 約700万円(賞与含む)
- 中小企業の運送会社(保有台数50台以下):最高年収 約500万円(賞与含む)
上記を比べれば、工場勤務の方が収入が高いことは明らかですが、これはあくまでも「中小企業の運送会社だったから」であり、手当や賞与が少ないことが主な要因です。
一方で、大手の運送会社であれば、手当や賞与が手厚いため、年収650万円以上も現実的に目指せます。
2024年問題で労働時間が緩和される
最後に、「長距離トラックは辛いのでは?」と感じている方に朗報です。
ニュースなどでも話題になっている「2024年問題」、ご存じでしょうか?
✅ 2024年問題とは?
トラック運転手の労働時間に上限が設けられたことで、人手不足や物流の遅れが懸念されている問題です。
- 時間の上限: 残業は「年間960時間まで」に制限(2024年4月〜施行)
- 結果: 運べる荷物が減り、給料が下がる可能性もある
- 影響: 荷物の到着が遅くなる/運転手不足がさらに深刻化
ですが、この記事を読んでいる方は、給料ではなく「人間関係」や「働き方」で悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
人間関係に疲れた方、残業や長時間労働に疲弊して「もう限界…」という方もいると思います。
そんな方にとって、2024年問題の影響は“働き方を見直すチャンス”にもなるのです。
✅ 図で見る「2024年問題の改善前と改善後」

📌 改善前の働き方(画像参照)
- 愛知営業所から青森営業所まで、1人で約1000km(約12時間)を走行
📌 改善後の働き方(画像参照)
- 愛知→栃木→青森のように、途中の営業所で運転手交代
- Aさんは愛知→栃木まで運転し、栃木で仮眠/休憩
- Bさんが栃木→青森まで運行
→ 1人が走る距離は約半分になり、拘束時間も短縮
🚚 ※もちろん「トラック1台に2人乗って交代運転する」わけではありません。

このように、全国に営業所を持つ大手運送会社であれば、長時間労働を避けられる仕組みが整っています。
そして実際には、便によってはさらに楽なルートや業務もあります。
「長距離トラックはキツい」というイメージを持っている方も、2024年以降の現場では、確実に働き方が変わってきています。
人間関係に悩まず、ルールに守られた働き方をしたい方には、今こそ、長距離ドライバーという選択肢を考えるチャンスかもしれません。
現役ドライバーが語る|コミュ障なら長距離ドライバーがおすすめ

私は現在、長距離ドライバーとして働いていますが、「人と関わるのが苦手」「人間関係で消耗したくない」と感じている方にこそ、この仕事は本当におすすめできます。
とくに、以下のような特徴に当てはまる人には向いていると感じます。
✅ 最低限の挨拶ができればOK(雑談や飲み会は一切不要)
✅ 一人で運転する時間が長く、人間関係のストレスが少ない
✅ 工場や事務職と違い、同じ人と長時間一緒にいることがない
さらに、高速道路の運行が中心なので、休憩時にサービスエリアでリフレッシュでき、気分転換もしやすいです。
✅ サービスエリアでの食事や仮眠が小さな旅行気分に
✅ 車中泊が好きな人には「仕事しながら趣味」になる環境
2024年問題により、今後は拘束時間が見直され、労働時間も短縮傾向にあります。長時間労働が当たり前だった時代と比べ、働き方も徐々に改善されているのが現状です。
- 法改正により「1日8時間以上運転不可」などの規制が強化
- 大手会社では交代制・仮眠所の整備も進んでいる
- 「もう人間関係で悩みたくない」
- 「黙々と働ける仕事がしたい」
そんな方にとって、長距離ドライバーは“逃げ”ではなく、“向いている働き方”のひとつだと私は本気で思っています。