2025年6月にフジトランスポートに入社しましたが、家庭の事情(親の介護)のため、2026年8月末で退職することになりました。
50歳を過ぎてから入社できたこと、そして実際に働いてみて良かったと感じる部分が多かったため、今回、1年2ヶ月働いて分かった
- 拘束時間
- 走行距離
- 休日
- 手当
- 有給
なども含めて記事としてまとめることにしました。
この記事を書こうと思った一番の理由は、
自分のような50歳を過ぎた人間を受け入れてもらえたことへの感謝です。
フジトランスポートへの入社を迷っている方や、興味を持っている方、参考にしてください。
※記事内の写真は、休憩・休息中などに撮影し、当時の記録として残していたものです。実際の仕事や運行の雰囲気が伝われば幸いです。
フジトランスポートで1年2ヶ月働いた運行を振り返ります

ここからは、実際の運行や当時撮影した写真などを紹介しながら、時系列でまとめました。
2025年6月|入社・研修からスタート
2025年6月半ばに体験で入社しました。
約1週間、先輩の横に乗って、地場から2日運行まで所属支店の運行をひと通り体験してから本社研修へ。

交通費、宿泊費、食費は全て会社が出してくれたので助かりました。
また、宿泊施設は広くてキレイでした。

フジトランスポートに入社する前から、フジの乗務員を見ていましたが、「まじめな人が多い」という印象でした。
実際に入社してみても、所属支店や本社研修の人たちは、
本当に真面目な人が多い
印象でした。
6月は横乗りと本社研修だけだったので、自分でハンドルを握ることはありませんでした。
ちなみに、体験や本社研修中もしっかり給料が支給され、最低賃金以上ありました。
2025年7月|ひとり立ち

大型トラックの経験は10年以上ありましたが、我流で覚えてきたため、基本が身についていませんでした。
また、運送業に関しても個人運送や小規模な会社での経験しかなく、きちんと教育を受けた経験がありません。
そのため、フジトランスポートの基本を覚えるまでには時間がかかり、かなり苦労しました。
おそらく、他の人より倍くらい時間がかかったと思います。
それでも、上司には丁寧に指導してもらいました。
そして、7月下旬にようやくひとり立ちすることができました。

ちなみに、この車両がフジトランスポートに入社して、初めての自分の専属車になりました。
2025年8月|地場で5日運行?
8月から1ヶ月間、大手宅配系の横持ちの運行をしました。

しかも地場です。
私は長距離希望で入社したので、最初に地場と聞いたときは少し戸惑いました。

ただ、入社していきなり希望の便に配属されるわけではないので、これも経験だと思い挑戦しました。
所属支店から積み込み場所(荷主さん)までは、トラックで片道約1時間30分、往復すると約3時間かかります。
地場なので毎日所属支店へ戻っていると拘束時間が長くなるため、支店と積み込み場所の往復をできるだけ減らす運行になりました。

具体的には、トラックで車中泊をしながら運行します。
上司からは「2〜3日に一度、家に帰る?」という提案もありましたが、私は休みごとに帰宅することを希望しました。
その結果、4泊5日の地場運行になりました。

最初は「地場なのに4泊5日?」と思いましたが、実際にやってみると意外と楽しく、今では良い思い出です。
5日間の運行なので洗濯物も溜まります。
ガソリンスタンドとコンビニが併設されている場所で休息を取りながら、コインランドリーで洗濯する生活が約1ヶ月続きました。

毎日会社へ戻る必要がなく、通勤もありません。
一人で過ごす時間が長く、比較的自由に過ごせたので、私には合っていました。
もちろん、毎日家に帰りたい人には向かない運行だと思います。
その一方で、車中泊が好きな人や、一人で過ごす時間が好きな人には向いている便だと感じました。
運行内容は大手宅配系の仕事で、荷役はカゴ台車がメインでした。
私にとっては体への負担が少なく、比較的楽な仕事でした。

精神的にも体力的にも負担が少ない運行でしたが、正直、一番長く感じたのは待機時間です。
業務より待機時間のほうが長く、自分の趣味を十分に楽しめたのも良い思い出です。

待機中は映画を観たりゲームをして過ごしていました。

長距離希望で入社した私ですが、この地場5日運行は楽しく、今でも良い思い出として残っています。
ちなみに気になる手当ですが……
このような結果になりました。
2025年9月|2日運行が少しずつ増えた
9月に入り、地場の横持ち(固定便)も終わり、フリー便を担当するようになりました。
フリー便なので、毎日行く場所が変わります。

地場から東京日帰り、関東への2日運行まで、少しずつ長い運行が増えていきました。
私は長距離(2日以上の運行)を希望していたので、内勤者の方が3日運行(プチ旅)も入れてくれました。


地場だけでなく中距離・長距離も増え、手当も増えたことで、収入面でも少し余裕が出てきました。

2025年10月|ついに長距離担当へ?
10月に入り、少しずつ涼しくなってきました。
フジトランスポートに入社して4ヶ月ほど経ち、仕事にも少しずつ慣れてきました。
この月は地場や日帰り運行が多かったです。

休みも連休が多く、家族とゆっくり過ごすことができました。
また、乗る車両も変わり、フルキャブから初めてのショートキャブへ。
初めてのショートキャブも経験でき、いろいろな車両に乗れるのも良い経験になりました。
そして10月後半、先輩の横乗りで長距離運行へ行くことになりました。

いよいよ、希望していた長距離を担当できるかも……。
2025年11月|入社約6ヶ月、ついに希望の長距離便へ
私は長距離を希望して、フジトランスポートに入社しました。

とはいえ、いきなり自分の希望する便を担当できるとは思っておらず、正直、どれくらいかかるのか分からず不安もありました。
しかし、入社して約6ヶ月。
ついに希望していた長距離便を担当することになりました。

慣れない運行で、業務終了が2時間近く遅れてしまい、翌日の運行に差し支えそうになったこともありました。
それでも内勤者は私を責めることなく、荷主さんと連携を取りながら対応してくれました。
しっかり休息時間も確保してもらえたので、安心して次の運行に向かうことができました。
また、この時期に乗る車両も変わりました。入社してからこれで3台目です。

新車ではありませんが、比較的新しく、とてもきれいな車両でした。
正直、私は洗車が大の苦手で、好きなのは運転だけです(笑)。

でも、縁があってこういう車両に乗せてもらえるのも一つの経験。これからは小まめに洗車しようと決意しました。
……実際には週1回程度しか洗車できませんでしたが(笑)。

2025年12月|初めての冬の長距離運行
12月に入り、物流業界も繁忙期に入りました。
長距離便にも少しずつ慣れてきましたが、まだまだ苦戦することもありました。

そんな中、先月の給料を見た瞬間、疲れが吹き飛びました。
そして、長距離便を担当するようになって、初めて東北へ行きました。
東北へ行くのは人生で初めて。
もちろん、東北の冬を経験するのも初めてです。

想像以上の寒さで、「体の芯から冷えるって、このことなんだ」と実感しました。

愛知ではなかなか体験できない寒さでした。

長距離ドライバーになったことで、今まで行ったことのない地域へ行けたのも、私にとって貴重な経験です。
年末年始の休み希望を内勤者の方に聞かれ、自分の希望を伝えたところ、希望通り連休にしてもらえました。
家族がいることもあり、優先的に配慮してもらえたのかなと感じています。
おかげで家族とゆっくり過ごすことができ、ありがたかったです。
2026年1月|長距離運行にも慣れ、収入も安定
2026年に入り、長距離便にも少しずつ慣れてきました。
ただ、50歳を過ぎたからなのか、もともと自律神経が乱れているのか、睡眠がうまく取れない日もありました。

それでも高速道路を走ることが好きな私は、眠気よりも運転に集中することができました。

そして、この頃から少しずつ両親の体力に変化が見られるようになりました。
当時はまだ、それが後の生活に大きく影響するとは思っていませんでした。
今振り返ると、介護の始まりを知らせる前兆だったのかもしれません。
2026年2月|ストレスが少ない会社だと実感
長距離運行にも寒さにも、少しずつ慣れてきました。
この頃、会社の健康診断を受けましたが、中性脂肪と肥満度が少し高めでした。
長時間の運転が中心ということもあり、単純に運動不足だったと思います。
楽だからといって、運動不足には気をつけないとダメですね。
入社して半年以上が経ち、長距離運行でフジトランスポートのさまざまな支店へ行く機会も増えました。
いろいろな支店の方と接してきましたが、今振り返っても、真面目な人が多い会社だったという印象があります。
少なくとも、私が所属していた支店の上司や、運行先で接した乗務員・内勤者の中には、
- 怒鳴る
- 高圧的な態度を取る
といった人はほとんどおらず、威圧感を感じることもありませんでした。

人間関係で悩んできた私にとって、ストレスが溜まりにくい職場環境だと改めて感じた時期でした。
2026年3月|目標に近づいてきた
3月は家族とのイベントも特になく、運行に没頭できました。
おかげで、自分の目標にもだいぶ近づくことができました。
大好きな高速道路を走る長距離運行ができて、収入も安定してきました。
一番手当の良い運行を1年間効率よく続けられれば、目標以上の収入も狙えると感じました。

繰り返しになりますが、50歳を過ぎた自分を受け入れてくれた会社に、改めて感謝した月でした。
2026年4月|仕事と家庭の両立が始まった

4月ごろから親の体調が悪くなり、少しずつ実家との往復が増えてきました。
当時、親とは別居していたため、
・会社
・自宅
・実家
を行き来する生活が始まりました。
一方、仕事ではこれまでと変わらず長距離運行を続けていました。

しかし4月中旬ごろから、
・仕事
・家庭
・実家の手伝い
この3つを両立する生活になっていきました。
2026年5月|長距離運行を続けながら安定して働けた
5月は仕事と家庭の両立が始まった時期でしたが、仕事にも全力で取り組みました。
その理由の一つが、娘に父親の背中を見せたいという思いがあったから!
幸い仕事にも恵まれ、自分が希望していた長距離運行をさせてもらいました。
ゴールデンウィークには連休もあり、比較的ゆっくり過ごすことができました。
また、定期便以外の運行や待機乗務も入れてもらい、収入面でも安定していたので助かりました。
5月は仕事と家庭を両立しながら、希望していた長距離運行もしっかり経験できた1ヶ月でした。
2026年6月|家庭の事情を配慮してもらった
6月に入り、長距離の定期便にも慣れ、仕事は安定してきました。

また、フジトランスポートに入社して1年が経つ月でもあります。
ルールが厳しく、提出物が多くて大変な部分もありますが、注意点よりもメリットの方が大きく、改めて入社してよかった会社だと思いました。
一方で、この時期は家庭のことで大きな出来事がありました。
父が手術をすることになり、会社に相談したところ、
と言っていただき、手術の前後に休暇を入れてもらうなど、配車も含めていろいろと対応していただきました。

個人的な事情にもかかわらず柔軟に対応していただき、この時は本当に助かりました。
ありがとうございます。
先月から仕事と家庭の両立がかなり大変になり、
・会社
・自宅
・実家
を行き来する日が続いていました。
正直、この往復がかなりきつかったです。
そんな時に何度も思い出していたのが、以前Xに投稿した「娘に負けず、自分も頑張ろう」という気持ちでした。
娘が頑張っているのに、父親の自分が簡単に弱音を吐くわけにはいかない。
そう思いながら、仕事と家庭の両立を続けていました。
そして6月、だんだん暑くなってきた時期に、会社から作業服(制服)を無償で支給してもらいました。
私はこれまで小規模な運送会社や個人会社などでも働いた経験があります。
会社によっては、作業服や安全靴などを自分で用意しなければならないこともありました。
そのため、作業服を無償で支給してもらえることも、当たり前ではないと思っています。
こうした福利厚生だけでなく、家庭の事情にも配慮してもらえたことで、改めて大手運送会社の安心感を実感した月でした。
2026年7月|悩んだ末に退職を決意

7月に入り、フジトランスポートに入社して1年が過ぎました。
長距離の定期便にも慣れ、仕事は安定していました。
前職と比較すると、出勤日数が少なくなったにもかかわらず、収入は増えました。
実際に1年間働いてみて、収入だけでなく休日の多さも、大手運送会社で働くメリットだと感じていました。
また、担当していた長距離便にもかなり慣れ、作業やルートの時短なども考えられるようになり、仕事が楽しくなってきた時期でもあります。

長女の成人式の前撮りでは、夜勤明けになることも考慮して、余裕をもって有給を取らせてもらえました。
おかげで寝不足のまま行くこともなく、本当に助かりました。
仕事も収入も安定しており、
仕事や待遇に大きな不満があったわけではありません。
しかし一方で、家庭では親のことを考える時間が増えていました。
仕事と親の介護を両立しようと続けてきましたが、次第に両方を続けることが難しいと感じるようになりました。
家族でも何度か話し合い、
- 「今は仕事よりも親のことを優先しよう」
と考え、退職を決断しました。
その後、支店長に退職の意思を伝え、8月末で退職することになりました。
長距離ドライバーの仕事は、状況が落ち着けばまた挑戦できます。
しかし、
親と過ごせる時間には限りがある
いろいろ悩みましたが、今しかできないことを優先しようと決めました。
フジトランスポートの社風や、担当していた長距離便も気に入っていたので、退職することになったのは非常に残念でした。

それでも、自分なりに何度も考え、家族とも話し合って出した結論です。
7月は、仕事について、家族について、そしてこれからの働き方について、いろいろと考えさせられた1ヶ月になりました。
2026年8月|フジトランスポート最後の1ヶ月
8月、いよいよフジトランスポートで働く最後の月になりました。
退職が決まっていましたが、運行自体は最後まで長距離運行や手当の良い便をさせてもらえました。

また、有給休暇も残っていました。
急な退職だったため有休は諦めていましたが、上司から、
「有休を残すともったいないから、消化して退職してください」
と提案してもらいました。

仕事と親の介護との両立が大変だという事情もあり、会社側も配慮してくれたのだと思います。
正直、私はこれまで大手企業から小規模会社、個人会社まで幅広く働いてきましたが、
退職時に会社側から有休消化を勧めてもらった経験はほとんどありません。
そのため、上司から有休消化を提案してもらえたことは、本当にありがたかったです。
さらに最後の1週間は日帰り便を担当させてもらい、毎日家や実家に帰れる環境も作ってもらえました。
そして、フジトランスポートで最後に乗っていたのが、3代目となるこのトラックです。

この3代目の車両には約10ヶ月乗り、走行距離は約10万kmでした。
地球1周を約4万kmとすると、このトラックだけで地球約2周半を走った計算になります。

また、初代・2代目の車両で走った正確な距離は把握していませんが、合わせて約2万kmだったと思います。
フジトランスポートで働いた1年2ヶ月で走った距離は、合計約12万km。

地球約3周分の距離を走ったことになります。
20〜30年と長距離を走っているベテランの先輩方などは、地球を100周くらいしているんじゃないでしょうか。
月まで何往復もできそうです。

そう思うと、私などまだまだ足元にも及びませんでした。
こうして数字で振り返ってみると、本当にいろいろな場所を走ってきたんだと実感します。
お盆の連休前には、約10ヶ月間お世話になった自分専用のトラックを片付け・洗車し、後継者へ引き継ぎました。

そして、退職前最後の1週間は中継輸送を担当し、
・高床(10輪)
・低床(4軸)
・2枚扉(観音)
・4枚扉(観音)
・スライド式扉
・フルキャブ
・ショートキャブ
・プロフィア(日野)
・スパグレ(三菱ふそう)
・新型車
・旧型車
など、さまざまな大型トラックに乗ることができました。
車両によって、ボタンの操作や表示、バックモニターの見え方などが違うため、乗り換えるたびに緊張したのを覚えています。





退職する最後の最後までいろいろな車両を経験できたことは、長距離ドライバーとして良い経験になりました。
フジトランスポートで1年2ヶ月働いて感じた良かった点や注意点

最後に、フジトランスポートで1年2ヶ月実際に働いて感じた「良かった点」と「注意点」をまとめます。
※あくまで私個人の感想であり、所属していた支店や実際に担当した運行をもとにした内容です。
【良かった点】
- 希望していた長距離運行を担当できた
- 便によっては手当が良い
- 運行内容や時期によっては高収入も狙える
- 賞与や通勤手当などがある
- 有給休暇を取得しやすかった
- 家庭の事情にも配慮してもらえた
- 上司や内勤者に高圧的な人がいなかった
- 作業服などは基本的に無償で支給された
- 昔ながらの運送会社という雰囲気が少なかった
- 基本的に専属車で仕事ができた
【注意点】
- 服装や髪型などのルールが厳しい
- 飲酒に関するルールが厳しい
- 日報や書類などの提出物が多い
- 報告・連絡・相談をしっかり求められる
- 入社後すぐに希望する便を担当できるとは限らない
- ひとり立ちまでに体験入社や研修がある
簡単に言うと、
全体的にルールは厳しめですが、
その分、手当や待遇、働く環境は比較的良かった
というのが、1年2ヶ月働いた私の感想です。
私自身、最初はルールや提出物の多さに戸惑いました。
しかし、働いているうちに少しずつ慣れていき、最終的には
「注意点」よりも
「良かった点」の方が大きい会社だ!
と感じるようになりました。
ただ、これから入社を考えている方には、良いところだけでなく、注意点もしっかり知っておいてほしいと思います。
転職は簡単なことではありません。
フジトランスポートの場合、体験入社や研修期間もあるため、希望する運行を担当できるまで時間がかかったり、収入が一時的に下がったりする可能性もあります。
何も知らずに入社して、
「思っていた会社と違った……」
となり、体験入社や研修期間中に辞めることになれば、自分自身が一番大変です。
だからこそ、良かった点だけでなく注意点もしっかり把握したうえで、自分に合う会社なのか判断してから入社することが大切だと思います。
50歳を過ぎた私を受け入れてもらい、希望していた長距離ドライバーとしてさまざまな経験をさせてもらったことには、本当に感謝しています。
この記事が、フジトランスポートへの入社を迷っている方の参考になれば幸いです。
実際の募集内容や最新の情報については、公式サイトをご確認ください。

