40〜50代におすすめ|長距離トラック転職はカゴ台車メインの会社が続けやすい!

未経験や40代50代でも安心して働ける、カゴ台車メインの長距離トラック転職を説明するイラスト

長距離トラック運転手へ転職したいと考えている方へ

40代〜50代が長く続けられる方法は、会社選びより仕事内容です。

せっかく転職先が決まったのに、仕事が合わなかった…
となると、また就活の繰り返し。

時間がもったいないですよね。

結論から先に言いますと、未経験者が長距離トラック運転手をするなら

  • カゴ台車がメインの運行

をおすすめします。

その理由は、体への負担が少なく、特別なスキルも不要だからです。

実際に、20年ぶりに大型トラックに復帰して長いブランクがあった私でも、
約2年近く楽しく運行できました。

また、よく

元請けの大手がいい?

と思われがちですが、
元請けは入るのが難しく、必ずしも長距離の大型に配属されるとは限りません!

実際には、倉庫作業や2t・4tの地場配送に回されるケースも多いです。

大型トラックに乗れず2トン車に配属されて残念そうな表情をするドライバーのイラスト

その点、大手の協力会社(下請け)に勤めることが大前提

大型の長距離をメインに運行している協力会社なら、希望通りの便に配属されやすく、長く続けやすいです。

その体験も含めて、詳しく解説していきます。

目次

40〜50代が長く続けやすい長距離トラック運送会社を選ぶコツ

40代や50代のドライバーが長く続けやすい長距離トラック運送会社を選ぶためのコツを解説するイラスト。

せっかく転職活動をして運送会社に入ったのに、

・イメージと違った
・意外ときつかった

などの理由で辞めてしまう方も多いです。

そこで、現役トラック運転手の私が 長く続けられる運送会社の選び方 をお伝えします。

カゴ台車を扱う運行は体力的に楽で長続きしやすい

カゴ台車を押す作業員のイラスト。カゴ台車を扱う運行は体力的に楽で長続きしやすいことを表現。

長距離トラック運転手を長く続けられるコツは、カゴ台車を扱っている会社(荷主)の仕事を選ぶことです。

カゴ台車とは、スチールの枠(カゴ)が付いた台車で、底にキャスターが付いています。

  • 荷物をカゴの中に積み込むことで倒れたり崩れたりせず、安全に運べるのが特徴
  • トラックでの積み下ろしや倉庫内の移動に便利で、郵便・宅配・通販業界で特によく使われる

「ロールボックス」とも呼ばれることもあります。

積み込みや荷下ろしがカゴ台車(ロールボックス)だと、身体への負担が少なく比較的楽です。

私もカゴ台車をメインに扱っている最大手運送会社で約2年ほど定期運行をしていましたが、
台車を押すだけなので体力的に楽で、非常に長続きしやすいと感じました。

体格の小さい方や、体力に自信がない女性でも長続きできるのが特徴の1つです。

カゴ台車を押す女性ドライバーのイラスト。体力に自信がなくても楽に続けやすい運送の仕事を表現。

実際、私が宅配で有名な最大手運送会社で定期運行していたときも、女性ドライバーや年配ドライバーが多く働いていました。

さらに、定期運行で働く人は安定して長く続ける人が多く、すぐ辞めてしまう人は少ない印象です。

それだけ、身体の負担が少なく、安定して働き続けやすい環境だと言えます。

長く続けるなら大手宅配系と契約している会社を選ぶ

大手宅配系や通販系と契約している運送会社の物流センター外観

宅配系や通販系の荷主は、カゴ台車(ロールボックス)をメインで扱います。

そのため、大手宅配系や大手通販系と契約している運送会社を選べば、体力的に楽で長続きしやすいです。

では、どうやって探せば良いのでしょうか?


答えはシンプルで、大手宅配系や通販系のトラックを実際に見ればわかります。

「じゃあ、元請けの会社に直接行けばいいのでは?」

元請けの運送会社を探すべきか迷うトラックドライバーのイラスト


と思う方もいるかもしれません。

もちろん、大手元請けの会社に入社して自分の希望通りの職場に配属されれば、それが一番良いでしょう。

しかし、このサイトを読んでいる方は、

人間関係に疲れた
・コミュニケーションが苦手
・ひとりで仕事がしたい

という方が多いのではないでしょうか。

であれば、元請けか協力会社(下請け)という問題よりも、どの職場(便)に配属されるかが最も重要です。

だからこそ、実際に大手宅配系や通販系のトラックを見て確認することが大切なのです。

基本的に、昼間は2tや4tで集荷し、夜間に全国発送するパターンが多いです。

昼間に集荷し、夕方に積み込み、夜間に運行する長距離トラックの勤務スケジュールを図解したイラスト


夕方から夜にかけて積み込みを始めるので、その時間帯に荷主の倉庫や拠点を偵察してみるのも方法の一つです。

  • どんな運送会社が出入りしているのか?
  • その運送会社は自宅から近いのか?
  • 全国に営業所があるのか?

こうした点を事前に調べれば、カゴ台車(ロールボックス)をメインに扱っている運送会社を見つけやすくなります。

全国に営業所がある会社なら帰り荷の心配も少なくなるので、応募前に調べてみましょう

ただし注意点として、多重下請けの会社やブラックな会社も存在しているのも事実です。

事前にしっかりリサーチすることが大切です。

なぜカゴ台車の仕事は長く続けやすいのか?

カゴ台車を使ってトラックへ荷物を積み込みする様子。体力的な負担が少なく長く続けやすい仕事を表すイラスト。

長距離トラック運転手を長く続けたいなら、なぜカゴ台車の仕事が続けやすいのか?

その理由は3つあります。

  • 手作業が少ない
  • 積み込み時間が短い
  • 高齢者でもできる

この3つです。大型トラック運転歴10年以上の私が体験を踏まえて解説します。

バラ積み・バラ降ろしがないだけで疲労感が違う

大型トラックに段ボールが整然と積まれている様子。バラ積みやバラ降ろし

カゴ台車(ロールボックス)が長続きする理由の一つは、バラ積み・バラ降ろしが無いため、疲労感が少なく続けやすいからです。

バラ積み・バラ降ろしとは?

バラ積み

手作業で段ボールを一つずつ積み込むバラ積み作業をするドライバーのイラスト
  • 荷物をひとつずつ手で積み込む作業のこと。
  • ダンボール箱や袋などを、パレットやカゴ台車を使わず直接トラックの荷台に並べていく。
  • 荷崩れしないよう積み方に工夫が必要で、体力も時間もかかる。
    👉 例:通販の商品を箱ごと1個1個トラックに積むイメージ。

バラ降ろし

  • 積み込みの逆で、荷物をひとつずつ手で荷下ろしする作業。
  • 荷台から直接、倉庫や店舗へ手で降ろす。
  • 数が多いと非常にきつく、腰や腕への負担が大きい。

2tや4tトラックなら荷物も少なく疲労はまだ軽いですが、大型車(15tフルサイズ)は荷台が大きく、疲労感が強いため長続きしません。

ましてや、このサイトを読んでいる方は

人間関係に疲れた
・コミュニケーションが苦手
・ひとりで仕事がしたい

という40〜50代が多いと思います。体力的にもきびしいため、おすすめしません。

私は過酷なバラ積み・バラ降ろしの仕事はおすすめしません。

体への負担が少ない=年齢を重ねても続けられる

カゴ台車を押して荷物を運ぶ男性作業員のイラスト。体への負担が少なく年齢を重ねても続けやすい作業を表している。

私は、約2年近く愛知↔︎関東間のカゴ台車(ロールボックス)の定期運行をしていました。

基本は1件積み・1件降ろしですが、たまに2件降ろし(立ち寄り)もありました。

長距離トラック運行の流れを示す図解。倉庫で積み込み後、立ち寄り先を経由して複数の納品先に荷物を届けるイメージ

カゴ台車の大きさは大手元請け運送会社によって違いますが、
宅配系や通販系では大型トラック(フルサイズ)1台に16〜20本ほど積みます。

カゴ台車は1台あたり2分かかるとしても20台で40分
・慣れれば1台1分ほどなので20分で終わる

閑散期なら10台以下のこともあるので、積み込みが早く終わるのが分かると思います。

また、意外と高齢の方が多いのも特徴です。

当時48歳だった私に、周りのドライバーは

君はまだまだ若い。

50代はもちろん、60代も現役だよ

と言っていました。

私が以前働いていた小規模の運送会社もカゴ台車がメインで、50〜60代が中心、70代前半もいました。

まるで老人ホームのようでした(笑)

カゴ台車を押して荷物を運ぶ高齢ドライバーのイラスト

それだけ体への負担が少なく、年齢を重ねても続けやすい仕事だと感じます。

特別なスキル不要!未経験でも安心

フォークリフトで荷物を運ぶ作業員|未経験でも始めやすい仕事のイメージ

カゴ台車は特別なスキルが不要で、未経験でも安心して始められます。

その理由は、手で押して積み込むだけだからです。

フォークリフトやクレーンでの積み込みは不要で、初心者でも扱えるのが魅力です。

カゴ台車を手で押す作業員とフォークリフト不要を示すイラスト|未経験でもできる簡単な作業

パレットやフレコン(重量物の袋)などは重く、人力では持ち上げられないため、
フォークリフトなどの機械を使う必要があります。

フォークリフトでトラックにフレコンバッグを積み込む様子|重量物は人力では持ち上げられないため機械が必要な作業

場所によっては自分でフォークリフトに乗って積み込みをする場合もあり

慣れないうちは時間がかかる
落下や転倒などの危険もある
未経験者にはハードルが高い

一方、カゴ台車は手で押すだけ。
重たい荷物もありますが、キャスター(タイヤ)付きなので簡単に動かせます。

高校生以上の体格があれば誰でも扱え、未経験でも安心して始められるのが特徴です。

カゴ台車なら荷物事故のリスクが少ない

カゴ台車を使って荷物を安全に運ぶ作業員のイラスト

最大手の宅配系や通販系の元請けのカゴ台車は、基本的に倉庫の作業員が荷物を積み込みます。

運転手は積み上がったカゴ台車を押してトラックに積み込むだけで、
荷物そのものを直接触ることはほとんどありません。

倉庫で作業員が荷物をカゴ台車に積み込む様子|宅配・通販系の現場で行われる荷物仕分け作業

そのため、荷物を破損(荷物事故)するリスクは非常に低いです。

もちろん、固縛(カゴ台車が動かないようにベルトやバーで固定)をせずに走行して転倒させるなど、
横着をすれば事故になることもあります。

しかし、基本ルールをしっかり守れば荷物事故はまず起きません。

荷物事故を起こすと、その荷物を弁償しなければならず、
会社からペナルティーを受けたり評価が下がることもあります。

角が潰れて破れた段ボール箱のクローズアップ|荷物事故による破損イメージ

そういった意味でも、カゴ台車は荷物事故のリスクが少ないため、未経験でも安心して始められます。

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まとめ|会社選びではカゴ台車を扱う荷主かどうかをチェック

長距離トラック運転手の会社選びで重要なポイント、カゴ台車を扱う荷主かどうかを確認することを解説するイラスト。

40〜50代から長距離トラックに転職するなら、カゴ台車(ロールボックス)をメインに扱う荷主かどうかを必ず確認しましょう。

カゴ台車なら 手作業が少なく体力的に楽で、年齢を重ねても続けやすいうえ、未経験でも安心して始められるのが大きなメリットです。

応募前に実際の現場を見て、どんな会社が出入りしているかを調べるだけでもヒントになります。

体への負担が少なく、長く安定して働ける環境を選ぶことが、40〜50代の転職成功のカギです。

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